輸入タイヤについて

韓国製、台湾製、中国製、インドネシア製などの、国産タイヤの半額以下の価格設定で売られている輸入タイヤ、いわゆる「アジアンタイヤ」について。

コンパクトカーや低燃費車が世の中に出回ってきた時代、強烈なデフレ経済で、世の中は節約時代を迎えました。

その時（？）あたりからアジアンタイヤが日本に輸入されてきたというふうに記憶しています。

しかし、当時の評判はあまり良くなく、購入した人を見つけるほうが難しいくらいでした。

ゴムの質が悪い、すぐにひび割れる、バーストしやすいなど、おそらくは悪いイメージが先行した憶測の評価がほとんどでしたが、本当にそのような事実があったのかどうかは不明でした。

やがてちらほらと注文、組み付けの機会があり、じかにアジアンタイヤに触れる回数は増えてゆきました。

そこで僕が国産タイヤと比べて思ったことは、ゴムの質やグリップ力は少々劣るものの、普段の街乗りレベルでの走行に、何ら問題はない、というものでした。

しかも、装着から何万キロ、3年以上経過したアジアンタイアの減り具合は、国産と遜色ないということを、この何年後かに知りました。

そして今現在では、もう当たり前のようにアジアンタイヤの有名ﾒｰｶｰをそこらじゅうで聞くこともあるし、装着している車を見る機会は激増しました。

ここ数年で、僕が今までお客様の車に履かせてきたアジアンタイヤの不具合の連絡はまだ一件もないので、出来るだけ出費をおさえ、かつ街乗りメインの方には喜ばれると思います。